残債務の返済はどうなる?

残債務の返済はどうなる?

残債務の返済はどうなる? 任意売却をしなければならないということは、ほとんどの場合にオーバーローンの状態にあると思われます。
ローン残高よりも物件の価値のほうが低い場合、任意売却をした後も債務が残ってしまいます。
残債務の返済ですが、一般的には月々5千円~3万円程度の無理のない分割払いにしてもらえる可能性が高いです。
「月々5千円~3万円程度の返済で残った借金を返していけるのか」と不安になる方も多いです。
任意売却をした後600万円程度の多額の借金が残ることも珍しくなく、その場合月々3万円の返済では足りません。
債権回収会社は「月10万円の60回払い」などのハイペースな返済プランを持ち出すでしょう。
しかし、実行できないことを約束してはいけません。決着がつくまで根気強く交渉することが大切です。
最終的に、「100万円払って終わりにしないか」などの現実的な金額で打診されることもあります。
このように大幅な減額が可能なこともあるので、諦めずに信頼できる任意売却専門業者に相談をしてみてください。

任意売却は不成立になることがあるので注意

任意売却は不成立になることがあるので注意 住宅ローンの返済が困難になったときの打開策の一つである任意売却は、成功をすれば債務が減額され、日常生活に影響の出ない範囲で残りの債務の弁済を続けることが可能になります。
しかしその一方で、交渉がまとまらずに不成立になることもあります。
任意売却を成立させるには債権者や連帯保証人、共同名義人など対象不動産で利害にかかわる人すべてが同意しなければならず、一人でも不同意とする者がいると成立しません。
また、全員から同意を得て売却手続きに入っても、買い手がなかなかなみつからずに債権者などが指定する期限を迎えてしまうことも不成立の理由となります。
任意売却が成立しなかった場合は他の方法で債務整理を試みることになりますが、期日までに整理ができなければ債権者などからの申し立てにより競売にかけられる可能性があります。
競売の対象になってしまうと、不動産は市場での取引価格から大幅に安い価格で売却されてしまい、引き渡された時点で立ち退きを余儀なくされます。
そのような事態にならないように、任意売却を取り扱った実績がある専門家と相談しながら手続きをすすめていくようにしましょう。