住宅ローンの返済で悩んだら

住宅ローンの返済で悩んだら

住宅は高額な買い物ということもあり、一括での購入が難しい人も少なくありません。そこで、30年以上などの長期ローンを組み、無理のない範囲で支払っている人が多くなっています。
とはいえ、長い間には収入が激減してしまうこともありますし、他の出費が重なってしまうこともあります。さらに離婚などが原因で住宅ローンの支払いが難しくなってしまう人もいます。返済ができなくなると、競売になってしまうこともありますが、競売の場合は相場よりもかなり安く買い叩かれてしまいますので、せっかく家を手放してもローンの残債が多く残ることになります。少しでも有利な方法で売却するのであれば、任意売却も考えていきたいところです。任意売却なら、通常の不動産売買のように売ることができますので、相場に近い金額で売却できますし、周囲に気づかれにくいというメリットもあります。売却よりも残債を少なくすることができますし、残債があっても分割で無理のない範囲で返済していくことができます。

住宅ローンを滞納した場合

住宅ローンはかなりの長期にわたって借りたお金を返済し続けなければならないしくみですので、場合によっては病気や失業などのやむを得ない理由で返済が困難になってしまうこともあり得ます。もちろん利率の低い別のローンへの借り換えなどの対策も考えられますが、あまりにも滞納している金額が多いようであれば、そのような方法は通用しないおそれがあります。
かといって滞納状態を放置していると、ついには債権者である銀行が裁判所に申し立てて、マイホームを競売にかける段階にまで至ってしまいます。このような状態になる前に検討しておきたいのが、一般に任意売却とよばれている方法です。任意売却は債権者の銀行側の同意を得て、住宅ローンの担保になっているマイホームを売却する方法です。競売では市場価格よりもはるかに低い価格で落札されるのが通例ですが、任意売却であればふつうの不動産売買と変わりがありませんので、高値売却が実現でき、それだけ残債の支払いも容易になります。